バトントワリングとは
英語を直訳するとBaton(棒)をTwirl(くるくる回す)すること。
実際には手に持ってバトンを回すだけでなく、投げ上げたバトンが空中にある間に、体を回転させたりジャンプしたり、首や肩•腕の上を転がすなど百種類以上もの技があります。
マーチングバンドとともにパレードするバトン、イベント•お祭りなどで演技披露するバトン、競技としてのスポーツバトンまで様々です。
バトンには技の習得のみならずボディワーク(バレエ的要素•ダンス的要素•体操的要素)が含まれ、これらも重要な要素となります。これらを総合的に組み合わせて音楽にのせて踊る、とても芸術性に富んだ身体表現なのです。
バトンの歴史
バトンはその昔、サモア民族らがたいまつを投げ上げたり回したりしたことが起源とされ、お祭りをショーアップし、ジャグラーをアレンジしたことが発祥とされています。
バトントワリングとしては20世紀初め、アメリカで軍楽隊の先頭に立って指揮をするドラムメジャーが自分の指揮杖をまわしたことが始まりとされています。
その後1920年代になり指揮杖は改良されバトンの形になると、魅せるバトン•スポーツのバトンとしてアメリカで急速に広がりました。
日本へは1959年に上陸、1960年代に全国各地に広がり、学校教育や社会活動のなかで多くの人に浸透してきました。
1980年には第1回世界バトントワリング選手権大会が開催され、以降毎年、国際大会が開催されています。もちろん日本も毎年優れた代表選手たちが世界選手権大会で活躍しており、その技術と実力は世界トップレベルなのです。
日本国内でのバトントワリング
日本では各種大会の他、全国共通規定演技コンテスト(ソロトワール初級〜上級)や全国共通技能検定(4級〜1級)が毎年実施されています。
これにより全国共通の認識のもとで個人の技術力を判定することができます。
私どもでも、このカリキュラムをもとにバトンのレッスンをしていきますので、初心者の方でも心配なさらずどうぞお気軽にご参加ください。入門、初級レベルから順を追ってわかりやすくレッスン致します。
日本への本帰国がある方でも、このような基礎をきちんとやっていれば、日本全国どこのバトン教室へ移られても安心して続けられることと思います。